日本国有鉄道 レサ10000系 高速冷蔵貨車
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実車について
高速冷蔵貨車 レサ・レムフ10000形は、1966年3月14日の常務理事会で1966(昭和41年度)年度第三次責務負担行為として発注されています。
内訳はレサ124輌とレムフ10輌 合計134輌。同時に発注された車輛には、EF65形電気機関車の他、各種貨車郡 ワキ10000形、コキ/コキフ10000形、ワキ5000形、コキ5500形、ホキ2200形、ホキ800形など、100km/h運転可能10000系高速貨車シリーズやパレット貨車などが含まれていました。
レサ・レムフは1966年8〜9月に全車落成し、全車門鉄局に所属となり香椎駅常備となっています。車番号と製造所は下表のとおりです。
レムフ 10000 〜 10010 製造=日立
レサ 10000〜10059 製造=三菱
レサ 10060〜10123 製造=日立  

運転について
1966年10月に「とびうお」と「ぎんりん」として最長で20輌。通常時で15輌前後の長編成の専用特急貨車として運転を開始し、日々九州各地と東京・大阪市場を結んでいました。
7052レ とびうお
発 駅 着 駅
幡生 東京市場
幡生
長崎
西唐津
博多港
上戸畑
下関
東京市場
編 成
レサ=最低4輌〜最大19輌
レムフ=1輌
7050レ ぎんりん
発 駅 着 駅
博多港 大阪市場
長崎
西唐津
博多港
下関
大阪市場
編 成
レサ=最低4輌〜最大12輌
レムフ=1輌

増備車輌
1968年9月には、とびうお、ぎんりんの設定輌数増強の為レサ10000形13輌を増備しました。これは本形式最初で最後の増備でした。
レサ 10124〜10136 製造=日立  

70年代の状況
1973年10月改正で「ぎんりん」「とびうお」の愛称名は時刻表上から消えるもののその後も活躍を続け、5年後の78年10月改正では5054レ旧「ぎんりん」も最大20量に増強されました。また、68年より運転を開始していた東鱗1号にもレサ10000形が使用されるようになり、活躍の場は東海道山陽九州地域に限らず、東北へも広がっています。
7050レ 旧とびうお
発駅 着駅
下関 東京市場
長崎
西唐津
博多港
下関
福岡市場
東広島
東京市場
横浜市場
編成
レサ=最低4輌〜最大19輌
レムフ=1輌
5054レ 旧ぎんりん
発駅 着駅
下関 大阪市場
長崎
西唐津
佐世保
下関
福岡市場
大阪市場
百済市場
神戸市場
京都市場
編成
レサ=最低4輌〜最大19輌
レムフ=1輌
152レ 東鱗
発駅 着駅
東京市場
東京市場
横浜市場
編成
レサ5000・レサ10000
最大11輌

末期のレサ10000系
しかし、自動車輸送にその役目を徐々に奪われ、1984年2月の東鱗1号廃止を皮切りに、1986年3月3日「とびうお」がコンテナ化された事でレサ10000系は前線から退く事となります。その1986年中に残存する車輛は一斉に廃車されてしまいましたが、難を逃れた2輌が、東小倉にレサ10117とレムフ10000が未整備のまま留置されていました。

レサ10000系の保存車
東小倉に放置されていた2輌のうちレムフ10000が2008年現在。埼玉県さいたま市の鉄道博物館に美しく整備された姿で保存されています。

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